セシールの人

挑戦の先にある、
未知なる可能性を
求めて。
2010年新卒入社
販促企画
田村 悠
Yu Tamura
Profile

大学時代はゼミでマーケティングを専攻。身近な商品を題材に消費者の購買行動についてアンケートを取りながら、仮説を立て検証を行っていた。就職活動中、通信販売業界で仕事をしていた父の話を聞くうちに興味を抱くようになり、その後セシールと出会う。面接官と話をする中で、大学で学んだことを生かせると感じ入社を決意。入社後は何度か異動を経て、現在は『Cupop School』を担当している。

企画から販促まで、一貫して携われる魅力

昔から、洋服などの買い物が好きでした。なんとなくお店に入って、買うつもりはなかったけれど「これは欲しい!」と思えるような商品と出会ったり、欲しいと思っていたものが想像よりもお安く買えたり、このちょっとした感動が楽しいんですよね。就職活動では、大学で学んだマーケティング知識を生かせるメーカーを志望していましたが、父から通信販売業界の話を聞いて、商品企画からお客様に商品を発送するところまで一貫して携われる仕事内容に魅力を感じ、方向転換した末にセシールへと入社しました。
入社後、最初に配属されたのは当時WEBで展開していた自社ブランドの部署です。MD業務や商品調達、WEB周りの仕事を中心に担当していました。その後、何回か異動を経験し、2年程前から『Cupop School』という中高生向けの制服やインナーを扱うブランドに携わっています。この『Cupop School』は、元々セシールの『Cupop』という普通のアウターなども扱っていたブランドで、私が加入した2年前に、制服のみを扱うブランドとしてリブランディングしました。制服や制服の下に着るインナーなどの商品企画やカタログ制作を中心に、WEBページの更新、さらにはSNSの更新やプロモーション施策まで幅広く行っています。

中高生のトレンドに目を光らせ、ファン獲得へ

商品企画をする上で大切にしているのは、トレンドの把握です。制服には一見トレンドがないように見えますが、その中でも若干の動きがあります。例えば、靴下。数年前まではハイソックスが流行っていたのが、ここ数年はくるぶし丈などの短い丈が流行っています。こうしたトレンドを押さえた商品づくりは意識していますね。また、トレンドを把握するために欠かせないのは、ターゲットとなる女子高生を観察することです。街中を歩く姿はもちろん、休日には制服でテーマパークを訪れる女子高生も多いので、Instagramで「#制服○○」などのタグで検索するなど、リアルな女子高生を日々チェックしています。
一方、SNSの更新やプロモーション施策などの販促企画は、どのように商品をアプローチしてお客様に購入してもらうかを考える仕事です。例えば、『Cupop School』のInstagram公式アカウントでは、中高生向けの大人気ファッション雑誌とコラボしたこともあります。このプロモーションでは、雑誌のモデルさん数人による『Cupop』の制服を使ったコーディネートバトルを企画し、モデルさんによる『Cupop』の拡散、さらにはファッション雑誌のファン層獲得を目指しました。その他にも、話題のインフルエンサーを起用し、『Cupop』への興味喚起を促す施策なども展開しています。こうした商品企画からプロモーションまで、何でもできること自体が本当に楽しいですし、その結果売上げにつながった時には大きなやりがいを感じますね。

お客様に寄り添う、唯一無二の商品づくりを

『Cupop School』というブランドは、私にとって新たな挑戦でした。実は、元々の『Cupop』は、紙のカタログで既存顧客にアプローチしていくことをメインとしていたんです。しかしながら、ターゲットがこのブランドを利用するのは長くても中学と高校の計6年間。その上、中高生の利用媒体はスマホが中心です。そのため、新規顧客を呼び込むためには、カタログではなくWEBが最適と判断し、少しずつコンテンツをWEB中心へと移行していきました。具体的に行ったのは、ブランドサイトのリニューアルや、SNSを使ったプロモーション施策です。特に印象深いのは、有名なYouTubeクリエイターの方とのコラボ商品発売で、この施策は会社にとっても私にとっても分からないことばかりでした。そして、全く予想がつかない中で販売を開始すると、あっという間に商品が売り切れたのです。この経験から、失敗を恐れる気持ち以上に、新しいことにチャレンジすることの楽しさを学んだように思います。
こうした傍ら、常にお客様の生活に寄り添った商品を企画し、共感を呼びたいと考えています。セシールは女性用下着からはじまった会社ですし、『Cupop School』にもインナーがありますので、肌触りや着心地の良さははこれからも大切にしたいポイントです。また、『Cupop School』では、自分の子どもにインナーを購入するパターンが多く、お母さんからの口コミで「このインナー以外はもう使えません」といったありがたい言葉もたくさんいただいています。そんな声を大切にしながら、お客様に喜んでもらえるような商品づくりに、これからも励んでいければと思います。