セシールの人

お客様の声を宝に、
誰もが驚く
商品づくりを。
2012年新卒入社
商品企画
神田 奈緒子
Naoko Kanda
Profile

学生の頃から紙の印刷物を通じて何かを表現したいという想いが強く、大学ではメディアを専門に学ぶ。就職活動では、商品企画だけでなくマーケティングや広告、編集など、幅広い業務に携われると感じた通信販売業界を中心に選考に臨んだ。中でも、セシールのゆったりとしてやさしい雰囲気や女性の働きやすさに惹かれ入社を決意。現在はMDとして『CECILE HOME』のカタログに携わる。

商品を選ぶポイントは、女性ならではの感性

幼少時代、家の近くに可愛い洋服を売っているお店が少なく、セシールのカタログを見て洋服を買っていたこともあり、昔から親近感を持っていました。就職活動において、大学で学んだことを生かしながら自分のやりたいことができるのは通信販売業界だと考える中、選考を受けた会社の一つがセシールです。香川県に根付いているため方言で話される方が多く、田舎出身の私はそのおおらかさに安心できた上に、産休復帰率100%というのも魅力的で、結婚・出産を経ても長く仕事を続けられることも入社の決め手となりました。
現在は、『CECILE HOME』というインテリアカタログのMDとして、カタログとECサイトの企画に携わっています。扱う商品は、カーテンやラグ、家具、シーツなどの生活用品が中心です。具体的な仕事としては、掲載商品の選定からはじまり、カタログの写真や文字のチェック、さらにはECサイトに載せる写真の選定やキャッチコピーの作成なども行っています。中でも、掲載商品を選定する際は、各メーカー様の新商品発表の場である展示会に伺い、そこで掲載したい商品をピックアップしていきます。ポイントは、直感で「あ、これ欲しいな」と思えるかどうか。セシールのお客様の9割は私と同じ女性です。そのため、女性目線で「素敵だな」と感じられるかどうかは大切にしています。加えて、機能性を気にされる方も多いため、可愛いだけではなくお手入れがしやすいかどうかも選ぶ基準にしていますね。

大切なのは、思いやりと関係性づくり

展示会で商品を選定する一方で、メーカー様と一から商品を企画していくこともあります。例えば、現在はタオルの企画に携わっていて、愛媛県の今治市に行き、直接工場の方とやりとりをしながらオリジナルのタオルをつくっています。また、コロナ禍以前に担当していた商品では、仕入れ値を交渉するためにベトナムの工場まで出張したこともありました。元々、その工場の方とはメールでやりとりをしていたのですが、コストやロット数などの条件が合わなかったため、直接お話をすることになったんです。現地では、日本人慣れしているベトナム人の方が多いので、言語は日本語を使用します。そこで、「良いものを、なるべく安価でお客様に届けたい」という商品に対する想いを直接伝えたところ、「協力します」との回答をいただくことができました。その結果、生まれた商品は大ヒット。現在も継続して販売するまでに成長しました。加えて、あの時協力してもらえたからこそ取り引きが継続できているので、ベトナムの工場にとっても、私たちにとっても良い関係を築くことができたと考えています。この経験から学んだのは、直接コミュニケーションを取ることの大切さです。今はリモートでの打ち合わせがメインではありますが、それでもメールだけでなく電話で直接伝えることで、協力会社様も私たちも気持ちよく仕事ができるように心がけています。

新しい環境を生かし、
オリジナル商品の生みの親へ

働く中で感じる仕事の面白さは、「お客様からの口コミがダイレクトに届くところ」です。特に、お客様からお褒めの言葉をいただけた時は、最もやりがいを感じますね。また、お客様の中には、商品の使用用途や気に入っているポイントなどを細かく教えてくださる方も多く、愛用してくださっていることを想像すると嬉しくなります。さらには、口コミは今後の商品企画には欠かせない情報です。これらの声をもとに、世の中にないオリジナル商品を企画し、ヒットして高評価を得ることができた時には、この仕事をしていてよかったなと実感しますね。
こうした環境の中、今後は、現在担当しているカーテンやタオルなどのインテリアファブリックをもとに、親会社のノジマとの関係を生かした電化製品とのコラボ商品を生み出したいと考えています。例えば、「エアコンの電気代が下がるカーテン」「ドライヤーの時間を短縮できるタオル」などを検討中です。セシールには、手を挙げれば周りがサポートしてくれる環境があるので、新しいことにはどんどん挑戦していきたいですね。また、子育て中であることから時短勤務をしているのですが、周りの方には手厚くサポートしていただいており、本当に感謝しています。育児と仕事の両立は大変ではありますが、この環境に感謝しつつ、これからも会社の発展に貢献していきたいと思います。